遅くなりました。今日は父が熱を出して、施設から戻されたので、病院に連れて行き、先ほど帰ってきました。こんな時期ですから、心配になります。
さて、今日は4月4日(土)朝日新聞朝刊の「オピニオン&フォーラム」からです。このコーナーは三者のそれぞれの立場の意見が紹介されるので興味深いです。今回のテーマは「『国語を学ぶ』とは」でした。
今日紹介するのは、一人目として猫の手ゼミナール代表の渡邊さんと言う方です。このゼミナールは、大学生向けの塾なんだそうです。ご存知でしたか?
大学生なのに教科書の内容が理解できない、授業についていけない学生が少なくないんだそうです。数学や物理といった専門知識以前に国語力に問題を抱えています。
大学の課題の小論文やリポートで最初の一文が書けずに手が止まってしまう。多くは本を読まないなど長い文章を読む習慣がないことを指摘しています。
国語力の基礎は、文章を「読む」といったインプットで、これが少ないとすとアウトプットの「書く」レパ―トーリーが減ってしまう。この「読む」と「書く」の関係は、文豪道場で指導していた時も感じました。
また、国語力の有無は教育制度の問題以前に本を読む習慣があるかなど家庭環境に左右される。インプットが増えれば、ある程度応用も利くようになっていくと述べています。
私は、小学校の時間割に「図書」と言う時間があって、毎週図鑑しか読まない少年でした。
作文も教科書の例文のような文章を書くのが偽善的で嫌いでした。
だからこそ、子どもたちには、小学生のうちに読書に親しんだり、書くことが楽しんだりするきっかけをつかんでほしいのです。先生の影響もあると思います。
そのためには、この休みの間に少し充電しておきませんか?
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