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No656   春

 今日で「男はつらいよ」50作観終わります。寅さん学にまとめてみます。

さて、今月の読売新聞(4月1日)の「ことばの宝箱」は「春」でした。

・春眠暁を覚えず 春の夜は寝心地が良く、朝になっても気づかない。

 由来は、唐の時代に活躍した中国の詩人・孟 浩然による五言絶句「春暁」

春眠 曉を覺えず 處處(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く

夜來(やらい)風雨(ふうう)の聲(こえ) 花落つること 多少なるを知らんや

 漢文の授業で暗記したのですが、忘れていました。懐かしい。

 

・春の夜の夢 短くはかないたとえ

 

・我が世の春 何でも思いのままにできる得意の時期

 

・春たけなわ 春爛漫 春まっさかり

 

・春宵一刻、値千金 花が盛りで月がぼんやりかすむ春の夜そのひとときは大変価値がある

 

・春に三日の晴れなし 春は天気が安定せず、晴天が続かない

 

・春秋に富む 若くて将来性がある

 

・春秋を重ねる 年月、年齢を重ねる

 

 他も調べてみました。これも課題に出したら探究学習のきっかけになりませんか?

・秋財布に春袋 秋に財布を縫うのは空き(から)に通じてよくないが、春は張る(みちる)だから、春縫う袋は縁起がよい。 

 

・一場(いちじょう)の春夢 (しゅんむ )  一場は、その場だけの意で、人生のはかないことのたとえ。人間の栄枯盛衰は、春の夜の夢のように極めてはかない。 

 

・けい蛄(こ)春秋を知らず けいこはひぐらしのこと。ひぐらしは夏の間だけ生きている短い命だから、春や秋の季節を知らないということから、生命のきわめて短いことのたとえ。または世間知らずのたとえ。

 

・春秋の筆法 (ひっぽう) 孔子が編纂した「春秋」に見られる独特な論理に基づいた歴史批判から、間接の原因としかなり得ない些細なことも大事に結びつく直接の原因として述べる表現形式、厳正な批判。 

 

・春氷(しゅんひょう)を渉(わた)る 春先の氷はいつ割れるかわからないから、その上をわたるのは、危険。非常に危険なことのたとえ。 

 

・春風の中に坐するが如し 慈愛あふれる良き師の感化を受けること。 

 

・春蘭秋菊ともに廃すべからず  両者ともにすぐれていて、どちらも捨てがたい。 

 

・年寄りの達者は春の雪  年寄りの丈夫なのは、春の雪の消えやすいのと同じで、あてにならない。 

 

・花咲く春にあう  今まで認められなかったものがようやく世に出て手腕を発揮するようになること。 

 

・春植えざれば秋実らず 何もしないのによい報いを期待してもだめである。

 

・一人娘と春の日はくれそうでくれぬ   ひとり娘は親が惜しがってなかなか嫁にやらない。