· 

No644 国語力が危ない6

 3月31日 2019年度の最終日ですね。今年度はいかがでしたか?

コロナの影響で完全燃焼できていない先生が多くいるのではないでしょうか?

 

 今日は、昨日に引き続き3月29日(日)の「国語力が危ない」の「中」からです。見出しは「言葉にできずキレる児童」、「『ほめ言葉』暴言消した」、「辞書引き 表現力育む」でした。

 

 休み時間につまずいて転んだ5年の男子児童をからかう声。近くにいた男子と取っ組み合い。からかったのは別の児童。珍しくないですよね。

 言葉より先に手が出る子どもが増えた。皆さんもそう思いますか?

 

 小学生の暴力事件 3万6536件(2018年度)8221件増

 心の病で休職した教員 2421人(2018年度)88人増

 

「語彙が足りないと、自分がなぜ怒っているのかを相手に正確に伝えられず、怒りのスイッチが一気に入ることがある」(アンガーマネージメント協会の講師)

「SNSの世界では、短い言葉で即座に反応することが求められる。小中学生がこうした環境で育つと言葉をじっくり考える習慣はつきにくい。

 子どもが感情をコントロールできるようになるカギは、自在に使える言葉を増やすことにある。」と書かれてありますが、皆さんはどう思いますか?

 

「ほめ言葉のシャワー」の実践例が紹介されています。

「辞書引き学習」など辞書を使った学習は全国的に広がっているそうです。

 

 明大の斉藤孝教授の話

 相手の言葉を理解し、自分の気持ちを的確に伝える語彙力は社会生活を送る上で不可欠だ。

 微妙な心の動きも表現できれば、細やかなコミュニケーションが可能になる。

 語彙は本や新聞を読まずには増やせない。

 文脈の中で意味を推測し、分からなければ辞書を引くのが効果的だ。

 

 来年度(明日から)はぜひ、文豪道場、響き合い道場、読書貯金・・・実践してみませんか?応援します。