昨日の読売新聞に「相撲無観客でも意味」「『極上の大衆文化』再確認」という見出しが目に飛び込みました。先日、朝乃山大関昇進を喜び、昔の力士を思い出したのですが、「スー女」歴15年の胎内目白大教授の話が面白かったので紹介します。
面白いと思ったのが初日の協会の挨拶だったそうです。ご覧になりましたか?私は見ていないので早速ネットで調べてみました。一部を抜粋してみると
古来から力士の四股は邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。
また横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するために行われてきました。
力士の体は健康な体の象徴とも言われています。
床山が髪を結い、呼出が柝(き)を打ち、行司が土俵をさばき、そして力士が四股を踏む。
この一連の所作が人々に感動を与えると同時に大地を鎮め、邪悪なものを押さえ込むものだと信じられてきました。
ご存知でしたか?そうやって相撲を観ると見方が変わりますよね。
1945年6月以来の無観客。戦時下で非公開になり、戦局が厳しさを増す中、相撲協会の意志はなく、軍部に頼まれて相撲を取ったそうです。中国や南方にいる兵士にラジオで相撲健在のメッセージを伝えました。
慰問先では通常の取り組みよりも兵士の飛び入りが一番喜ばれたそうです。占領地にふる里の山や川の名前、四股名をつけた兵士もいたそうです。
相撲は神事であり、国技であり、武士道でもあるが、競技であり、興行でもある。
近代的ながら実に合理的な見世物とも言える。
「極上の大衆文化」。
相撲を叱ったり、かわいがったりする。
時々突っ込みを入れながらも100年も200年も続いてきたことこそが、大人が楽しむ娯楽の証左だ。
私も幼稚園以来の相撲にはまりそうです。
コメントをお書きください