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No632  ご飯の位置

 昨日の読売新聞朝刊に「『ご飯が左』の作法の変化」という見出しに興味を持ちました。

 和食には、「ご飯が左側、汁物は右側」「基本は一汁三菜」の実情は揺れているとのことでした。お恥ずかしい話、私は全く意識していません。

 

 テレビドラマでご飯と汁の位置が違うことに気付く人がいるそうですが、今度意識して見てみたいと思います。

 関西ではご飯の奥に汁物を置くことが多い地域があるそうです。

 

 インテージリサーチのネットアンケート(2019)では

「ご飯が左、汁が右」53%(年代の差なし)

「ご飯が右、汁が左」22%

「特に決まりはない」19%

 

 伝承料理研究科の話では、ご飯と汁の位置は室町時代からの常識で寺の精進料理から来ているそうです。

 江戸時代元禄期頃までは最初に食べるご飯が左、真ん中に漬物、右に汁物、一菜(おかず)がつくと奥に置かれる。

 三菜のうち一番重要なおかずは右奥、2番目が左奥、3番目が中央。

 

 近年は、汁物が軽視、おかずが重視されるようになり、取りやすい右手前におかず、左手前にご飯、奥に汁物が置かれるケースが増えたそうです。

 

 食事中に麦茶やビールなどを飲むことが増え、味噌汁は必須の品ではなくなり、週2回を切っているそうです。

 

 好きなものを好きな時間に食べるようになった家族関係の変化、仕切りプレートを使う家族の増加、左利きを直すことの減少などが背景として考えられるようです。

 

 市販弁当でもご飯が左が一般的ですが、イオンは20年以上前から右に配置しています。弁当の蓋のラベルが右にあり、おかずがしっかり見えるようにするためだそうです。

 

 ローソンも商品によってはご飯が右に来る様に配置しているそうです。

 

 博報堂買物研究所の方の話

 「Zの法則」人は広く物を見る時、左上、右上、左下、右下と視線を動かすんだそうです。

 弁当で気になるのはおかずだから、目立たせたいものが左に来ることは理に適うそうです。

 ご飯の位置しばらく気にしてみようと思います。