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No626 小さな親切2

 今日は、昨日紹介できなかったもう一つのエピソードからです。

 

 「あの電話から、もう一度」という見出しでした。福島県川内村に住む男性(当時62)の話です。

 

 3月12日昼下がり、男性の家に中学生が訪ねてきました。

「携帯がつながらなくて。電話を貸してもらえませんか」

「好きなだけ使ってください」と子機を差し出したそうです

 

 この中学生は、バドミントン留学で富岡町の中学に通っていました。

杉並に住んでいるお父さんは職場から何度も携帯に電話をするのですが、コール音さえ響きません。

 たまりかねて、お父さんは息子を迎えに会社を飛び出そうとするのですが、上司に止められました。

 

 翌日息子から電話が入ります。「お父さん、大丈夫、安心して」これが、その男性の家からかけた電話でした。

 

 このお父さん、電話を貸してくれた男性に直接お礼を言いたくて、6年半の後、夫婦で家を訪ねました。生憎、留守でした。感謝の言葉と電話番号を書いたメモと菓子折リを置いて引き返す途中に電話がありました。息子さんのことははっきり覚えていなかったそうですが、今でも息子さんの成長を楽しみにしているそうです。

 

 その息子さんは、現在バドミントン混合ダブルスでも活躍している渡辺勇太さんでした。

 

 いかがでしたか?どちらもたかがキャラメル、たかが電話です。しかし、ピンチの時受けたありがたみは、御恩になってずっと生き続けるのですね。

 人に感謝できるって素敵なことですね。