· 

No624 東北大震災3

 東北大震災3ということは、昨年も3月11日に震災のことを書きました。今年も「もう9年」でなくて、「まだ9年」という心境です。

 

 今でもこの日になると目白に勤めていた時の様子を思い出します。

 S先生に勧められたNHKの番組を観て、東北では、満天の星が広がっていたなんて初めて知りました。

 岩手県陸前高田市の元大工さんの27枚の黄色いハンカチを掲げた話を思い出しました。

 宮城県気仙沼市の人の奥さんの遺骨が7年9か月ぶりに帰ってきた話も思い出しました。

 

 昨年は、岩手、宮城、福島の3県を中心に死者は1万5897人、行方不明者は2533人でした。今年は死者は2人増えて1万5899人、行方不明者は4人減って2529人、関連死を含めると2万2196人が犠牲になっています。全国に散らばる避難者は4万7737人、仮説住宅には、なお5884人が暮らし、3県の人口流出は9年間で34万人です。

 

 今日は、この日を選んで「Fukusima50」を観てきました。私が学校に泊まっていたころ、原子炉でこんな格闘をしていたなんて知りませんでした。映画とはいえ、胸に迫りました。

 

 福島は、汚染水の処分方法や汚染土の最終処分が決まっておらず、原発事故で避難が長期化しているため、岩手、宮城より復興が遅れています。

 富岡町では、小学生が17人、中学生が11人しかいないため、子どもの送迎にジャンボタクシーを運行したり、給食費や教材費を原則無償化にしたりしているそうです。

 

 東電は汚染水(1日180トン発生)から放射性物質を除去した処理水119万トンを1000基のタンクに貯蔵されています。今年2月専門者会議では、この処理水を希釈して海に流すか、大気に水蒸気として放出するかを提言していますが、まだ決まっていません。まだ震災復興は終わっていないんですね。