· 

No623 生活綴り方2  

昨日の続きです。この大阪の小学校で生活綴り方を決めたのは、「子どもが安心できる学校づくり」のため、校長先生が試行錯誤し決め手が見つからない中、綴り方に取り組む教師らを知ったことかきっかけだったそうです。

 そこで元小学校の教諭(65)を週2回講師に来てもらい、全校での取り組みが始まりました。

 

・それまで作文は運動会など大きな行事の感想を書く程度だったが、全校児童が月一度、自由題で作文を書くことになった。各担任は講師の指導を受けつつ、それぞれの頻度で作文を読み合い授業を始めた。

 

・書けない子は書き方を例示しがちだったが、最近は自由に書かせた方が面白いものが出てくると感じ始めた。(先生)

 

・子ども同士、子どもと先生の心が少しずつつながってきたように思う。職員室でも、作文を通して先生同士が話をする機会が増えた。(校長)

 

・戦前から続く生活綴り方は教師の多忙化などで取り組みが減り、1998年には小中高の学習指導要領から「作文」の文言が消え、「論理的思考力」が重視され始めた。しかし、近年、大阪の若手教師の間での綴り方への熱が高まってきている。

 

・教育委員会や学校が教師に指導法などを示す「スタンダ―ド」という用語が広まる中、子どものことを語る余裕がない職員室が増えている。書くことを通じて子どもが自分の言葉を生み出す時間が必要。子どもありきの教育に立ち返るため、今こそ綴り方が必要です。(なにわ作文の会代表)

 

・日本作文の会によると同様のサークルは全国に約80ある。

 

 昨日の「文章を書くという行為は、「認識」「思考」という行為でもあり、毎日、日記を書くことは、日々の生活を見つめなおすことにつながる」に私も同感なのです。

 気持ちが荒れている時は、文章は書けないものです。毎日子どもたちの日記を読んでいると、小さな心の変化に気付くものです。

 

 日記指導をしている人、していた人にはこの綴り方の実践は珍しくないでしょう。学級通信でも子どもの作文を載せるケースは多いことでしょう。

 しかし、個人情報がうるさい時代ですから印刷には慎重であるべきです。また、偏らないことです。個人差が大きいのですから。模範文ではなく、素朴な表現、らしい表現を見つけて褒めてあげることです。

 

 振り返ること、書くことが苦にならない子を一人でも増やしたいですね。4月からの夢が膨らみませんか?