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No597 英語民間試験の見直しの影響

 2月11日(火)の朝日新聞朝刊の教育欄の「すでにある教育格差 さらに広がる恐れ」という見出しが目に留まりました。

「英語民間試験の見直し 影響は」というテーマについて語る鈴木教授の話を紹介します。

・マーク式で測れる能力は、AIに取って変わられる。

 AIでは代替できない対人関係におけるコミュニケーション能力がこれから必要になってくる。

 言語活動を充実させる入試改革をすることで、高校3年間の学習も一緒に変えていける。

 

・40年ぶりにマーク式の問題の変更ができる千載一遇のチャンスを生かし切れなかった。

 高校・大学・民間試験の実施団体などとしっかり意見交換をしてこなかった文科省の責任は大きい。彼らこそコミュニケーション能力が不足している。

 

・インフルエンザが流行し、雪が降っている時期に50万人が一斉に同じ日に同じ問題を受ける。

 これだけ多様な人材を社会が求めるなかで、入学者受け入れの方針を各大学ごとに作るべき時代なのに、画一型のセンター試験があるのは矛盾している。

 

・改革の第一歩が英語民間試験の活用と一発勝負に限定されない複数回の実施だった。

 

・5割の高校生が受ける共通テストを変えれば、教育現場の意識は底上げされ、格差は小さくなったはず。

 今のままでは学力があるトップの20%の層と残りの80%の層の知的分断がさらに深まるでしょう。 

 

 大学入試の変更は、小学校の現場にも大きな影響を与えるのですから、無関心ではいられませんね。