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No586 読売出版広告賞

 1月29日(水)の読売新聞朝刊に第24回読売出版広告賞の受賞作品が載っており、広告式の私の目に留まりました。

 皆さんは、どの作品が目に留まりましたか?私の第1印象は、新潮社の黄色とワニブックスの「レスラーめし」という言葉に目が留まりました。

 

大賞 小学館「少年サンデー」日本に、もっと日曜日を

・姿勢がかわり最後に、どうなるか。寝てしまうのではなく、本の世界に、より引き込まれているのがうれしい。日曜日とは、つまり「公の時間」に対する「私の時間」だ。―「私」を満たしてくれるもののひとつに、読書があることを端的に見せてくれる。(北村薫さん、作家)

 

金賞 新潮社 新潮文庫の100冊

・最近、書籍のカラー広告が目立つ。中でも「100冊」は際立っている。全5段を黄色一色に塗りつぶしたのは強力。上にどんな記事が来てもひけをとらない。色面に惹きつけられ、「大丈夫。・・・」のコピーに気を引かれ、文庫本サイズに組まれた短いフレーズに群を読む。ここには「100冊」それぞれ切り取った言葉が貼られている。(松田さん、編集者・書評家) 

 

銀賞 河出書房新社 完全版ピーナッツ全集

・朝刊を広げた瞬間に目に飛び込んでくる色遣いとL字型の枠取り。アテンションを獲得することに成功している広告だ。(嶋さん、博報堂)

 

銅賞 講談社 希望の糸

・装丁もずばり、紅の糸を用いている。縺れた糸は、綿々と紙上の広告に続く。網膜の上では、作者手書きの文字が効いている。弾むような「す」や「吾」の筆勢は、旋転する糸のうごきと結びあってはいないだろうか。(前田さん、読売新聞社)

 

特別賞 ワニブックス レスラーめし

・ゴチック体は、プロレスラーに似あう。惹句の「喰」、「デカ」、「強く」の部分だけゴチックなのも、スパイスが効いている。惹句の横の空白がステキで、知的空腹を象徴していると見た。デザインのプロ(嶋さん)によると縦文字と横文字の混在は読者の注意を喚起するそうだ。あとはこの本を買って、めしを掻っ込むように読んでみたい。(荻野さん、作家)

 

 5人の書評を取り上げれば、文豪道場の授業ができますね。子ども達の書く力はさらにアップしますよ。