今日は、昨年と同じ1月7日に宝島社の企業広告が読売、朝日に同時掲載されました。
新聞紙1枚を使った30段広告なのでインパクトがあるのです。
昨年のテーマは、「嘘」です。覚えていらっしゃいますか?
「敵は、嘘。」 読売新聞全国版朝刊、日刊ゲンダイ掲載された、イタリアの史跡「真実の口」の写真でした。
もう一つは、「嘘つきは、戦争の始まり。」 朝日新聞全校版朝刊掲載された、油まみれになった鳥の写真でした。
今年の読売新聞は、長谷川町子さんの「いじわるばあさん」
ヤなことは見えない。メンドーなことは話さない。ツゴウのわるいこと聞こえない。
「長寿先進国おめでとう」と右下に小さく書かれています。
これって、今年の「座右の銘」にしようかしら?カタカナの使い方もオシャレですね。文豪道場でいかがですか?
ちなみに毎日新聞は、「なんで、長生きしたんだっけ」と言って、いじわるばあさんが棺桶から出てきます。
日刊ゲンダイは、いじわるばあさんともう一人のばあさんの会話。
「昨日? そんな昔のこと、わからないね。」「明日? そんな先のこと、わからないよ。」
朝日新聞は、30年前のベルリンの壁崩壊の写真からです。
「ハンマーを持て。バカがまた壁をつくっている。」
こんどの壁は、見えない壁だ。あれから30年。
ベルリンで壁を壊した人類はなんのことはない、せっせと新しい壁を作っている。
貧富の壁、性差の壁、世代の壁・・・見えない分だけ、やっかいな壁たち。
そろそろもう一度、ハンマーを手にする時ではないか。
私たちはまた、時代に試されている。
コピーも写真も、メッセージも強烈ですね。さすがプロ。
ちなみに日本経済新聞は、
「次のジョブズも 次のケネディも 次のアインシュタインも、きっと、女。」
この絵は、「民衆を導く自由の女神」で、ドラクロワによって描かれ、フランス革命を主題にしています。
皆さんは、どの広告に心が動かされましたか?
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