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No558  アゲイン1

 昨日の読売新聞朝刊で、困難や試練に立ち向かい、歩み始める人を取り上げる「アゲイン2020」のシリーズが始まりました。

 第1回は、体操の内村航平さん。2016年のリオ五輪では、個人総合と団体での金メダルは強烈でした。あれから足首を痛めたり、腰痛だったりで、全日本も予選落ち、世界選手権の代表も逃しています。

 

 この苦境を支えているのが高校時代のコーチからの手紙だそうです。

 「人間性」を土台に「強靭なる身体」、「究極を目指した技術」、一番上が「世界の頂点」という字が書かれてある4段の図を示した手紙で「頑張れ」と言葉が添えてあるのが写真に写っています。

 

 高校時代のコーチの指導法は、徹底的な基礎練習、「すべての動作を丁寧に」

 リオ五輪から帰国した内村さんは、忘れていたその手紙を読み返し、コーチの教えが身に染みたんだそうです。

 

 2017年に酒席を共にし、コーチに金メダルをかけてあげます。しかし、翌年、コーチは末期がんで息を引き取ります。51歳でした。

 

  内村さんは、コーチ直伝のあん馬を使った腹筋、背筋運動、体幹の強化に黙々と取り組み、肩の柔軟性を取り戻すために生理食塩水の注射は100本以上も打っているそうです。

  

 手紙を見返しては、五輪への思いを燃え上がらせます。

「先生の技術が世界に通用すると見せなきゃいけない。それが僕ができる恩返しです。」

 

 素敵な話じゃないですか?応援しましょう。