· 

No556  車寅次郎6

 今日は「男はつらいよ お帰り寅さん」を観てきました。周りを見る同世代かそれより上の年配夫婦がほとんどでした。

 私が第1作を見たのが、中学生、今はなき十条にあった映画館。今日もその第1作のシーンが流れましたが、懐かしかったです。

 渥美清さんのセリフを聞いているとなんかあったか味があって、何度も目が潤んでしまいました。

 

「悪童ワルガキ 小説寅次郎の告白」(山田洋次 講談社2018)を読みました。

  寅さんは、柴又の団子屋・くるまやの第5代主人車平蔵と平蔵の妾で売れっ子芸者だった菊との間に生まれ、ある雪の夜、菊は生まれたばかりの寅次郎をくるまやの前において、京都に旅立ってしまいます。

 そんなわけで棄児になった寅さんは平蔵の正妻の光子(さくらの実母)に育てられ、優しい聖母ぶりが「悪童」たくさん書かれてあります。寅さんは、昭和11年2月26日、226事件の日に生まれたことになっています。(2つ説があるのですが)

 腹違いの兄は昭一郎、美男で秀才でしたが、終戦間際に発疹チフスで亡くなります。

 

 昭和16年に国民学校に入学。ウナギ釣りの名人でした。中学の担任の先生は坪内散歩先生。この先生のことは慕っていました。

 

 寅次郎の初恋は11歳。相手は裏手の朝日印刷の女工をしていた7歳年上の18歳のサトコ。

 

 昭和24年中学3年の時、校庭で煙草を吸っていたのが見つかり、中退。兄貴分の政吉の世話になり、香具師になるわけです。

 香具師(やし、こうぐし、かうぐし)とは、祭礼や縁日における参道や境内や門前町、市が立つ所で、露店で出店や、街頭で見世物などの芸を披露する商売人のことを言います。

 

 そして20年後に故郷が恋しくなり、葛飾柴又の土を踏み、映画が始まるわけです。