· 

蘭学事始 No.3 

2019年11月15日

 

またまた、お久しぶりになってしまいました…

実は先週までの10日間ほど日本に一時帰国をしていました。久しぶりに学校の学習発表会を観に行き、やっぱり早く仕事をしたいなあという気持ちと、常に走り回っている先生方をみて、大変な仕事だなあ…という気持ちが入り混じる帰国となりました。

 

オランダの教育について知りたかったので、夫の関連会社の奥様繋がりで、オランダの現地校にお子さんを通わせている人と知り合い、少しお話を聞かせていただきました。

今回はその方から聞いた話と、私が調べたことを合わせてお伝えさせていただきます。

 

まずオランダには公立、私立、公立のインターナショナル校、私立のインターナショナル校の大まかに分けて4つの種類の学校が存在します。(あとは日本人学校も)

オランダでは通う小学校を選ぶことができます。「100校あれば100通りの教育がある」と言われるほど、学校によって独自の教育方法を採用しているそうで、通っている学校が合わないなと感じれば、他の学校に転校することも可能です。学校の数も多いそうです。

 

今回知り合った方は、オランダ人と結婚し、お子さんはハーフで、私立の学校に通っています。日本で私立の小学校というと、学費が高く、通っている子は少数派のイメージですが、オランダでは7割ぐらいが私立の小学校で学費も公立と同じく基本的に無料だそうです。

私がお伝えするのは主にオランダの私立小学校について聞いた話になります。また、学校によってかなり違いがあるので、どこの学校でも当てはまるわけでないないということだけご了承ください。

 

①宿題がない

これは多くの学校が当てはまるそうです。

小学校で宿題が出る事はほとんどないそうです。放課後は友達と遊んだり習い事をしている子供が多く、習い事の種類も多い様です。

ただし、授業での課題が終わらないと家でやってきてね、という事はたまにあるそうです。

 

②好きな課題を選んで学習する。

その学校の授業では、1時間の中で4種類ぐらいの課題が与えられ、好きなものを選んでグループになって学習することが多いそうです。1つの教室の中で、課題が何種類もある状況で授業をするって先生の力量がかなり試されそうですよね…

 

③先生はお昼ご飯は一緒に食べない。

お昼は一旦家に帰って食べるか、持ってきたお弁当を食べるか選べるそうです。そして、お弁当を食べる子ども達は、お昼の時間だけ指導をしてくれる人と一緒に食べるそうです。その間担任の先生達は、職員室で休憩時間となるそうです。

 

④不登校は聞いたことがない

そのお母さん曰く不登校になっている子は聞いたことがない、とのことです。もう少し調べてみると、学校が合わなければ簡単に転校ができる、フリースクールも沢山あり、フリースクールに通うこともわりと普通の事、とされているからだとされていました。意外と単純な答えでした。もちろんそれも効果があるとは思いますが、他にも理由があるのではと思いました。もう少し調べてみたいと思います。

 

いかがでしたか?今回は子供達にとっては嬉しいだろうなと思う事を中心に書きました。

実際に先生はどうなんだろう…という事も気になったので調べてみました。次回はそちらを中心に、またオランダの教育についてお伝えさせていただければと思っています☺️