今日もピサの結果を見ていきます。
調査に参加した国・地域では、3分野(読解・数学・科学)でトップを独占したのは中国の4省市でした。北京市、上海市、江蘇(こうそ)省、浙江(せっこう)省です。国として参加できないのがいかにも中国です。
耳塚青山学院大特任教授の話
・首都と経済的に恵まれた地域の結果とはいえ、奇跡的ともいえる高学力だ。
・上海の学校を視察した際、授業だけでなく放課後の自習時間が長く、圧倒的な学習量を実感した。
・見学した授業では、基礎的な知識を定着さえた上で、教師が生徒の発言を促すなど、生徒が参加し、課題を解決する学びが進められていた。
・全教科の授業でパソコンなどのICTが使われていた。
OECDによるとアジアの上位国(シンガポール、マカオ、香港)は、教師に質の高さが共通しているそうです。
・上海では、成績の低い学校に優秀な教師を配置し、改善すれば高く評価し、優れた指導法はインターネットなどで共有される。
・シンガポールは、教師の研修に力を入れ、大学などで常に新たな指導法や情報を更新できる仕組みがある。
秋田東大教授の話
・自治体や学校に教育内容の裁量が広く認められ、複数の教科にわたる横断的な探求学習、論文、作文指導なども充実している。
・パソコンはどう活用するか。あらゆる教科で子ども達が課題と対話する。本を読み、物事を深く考え表す力を身に付ける。
かつて上位の常連だったフィンランドは下降傾向でエストニアが急速に成績を伸ばしています。フィンランドは、学習意欲や学習習慣の向上を教育政策の主眼に置いているので、創造性などの別の指標では東アジアを上回るかもしれないと書かれてありました。
今度は何をやれと言うのでしょう。やれやれ
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