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No518 国語教育のポイント  

今日は、国語教育のポイントを算数同様、大学教授と日本国語教育学会小学校部会長の話を紹介します。9月26日(木)読売新聞朝刊の「新学習指導要領 国語4」の記事からです。

 

〇山形大学の三浦教授(国語科教育)の話

・好きか嫌いかなど二者択一になり、中間の感情を示す言語が失われ、感じたことを適切に表現できない児童が増えている。

背景には、少ない言葉で意思疎通を済ませようとする大人社会がある。

SNSが普及し、自分の意見は短文で表明するが、相手に理解してもらおうという姿勢が十分とは言えない。

言葉が単純化されて直接的な表現になると、思考も深まらない。

 

・自分の考えが書けても複数の根拠を挙げて論理的に示したり、説得するために表現を工夫したりすることが苦手な傾向が見られる。

 

・児童の主体的な言語活動を促す工夫が広がった反面、文章を詳細に読み、理解する活動がおろそかになっている。

 

・思考力や表現力を高めるには、詳細な読解も欠かせない。文章をよく読むことも大事にしてほしい。

 

〇日本国語教育学会小学校部会長今村先生の話

・教科書通りにやれば授業の流れを作りやすい反面、教科書が教員のマニュアルのようになり、指導の柔軟性は乏しくなる懸念がある。

 

・教科書をなぞるだけの授業では、児童の主体的な活動を求める新指導要領の趣旨に逆行しかねない。

 

・小学校では学年が上がるについて「国語が好き」と答える児童の割合が減る傾向がある、この減少をできるだけなくしたい。

 

・児童の生活に根ざした言語活動を実現することで、より楽しく深い学びになる。

 

 国語は、教材研究の差が一番出てしまう教科です。仲間を増やしたいですね。