昨日に引き続き、算数教育のポイントを紹介します。
「下」11月14日
〇島根県立大教授の斉藤先生の話
・これまでは内容を覚えるという側面が強かったが、学習したことがどんな時に役立つのか、子ども達が実感できるようにすることを重視している。
・そのためには、授業で「数学的活動」を行うことがカギとなる。数学的活動とは、日常生活などから問題を見つけ、結果を他の場面で活用することだ。
・算数は、もっと思考するもの、生活の様々な問題を解決するものだ、というところに軸足を置くことが大切だ。
〇都算研会長の大石先生の話
・新指導要領が求める授業を実現するには、どんな問題を設定するかという、教員の工夫が欠かせない。
・新学習指導世要領では、統計教育が充実された。手間はかかるが、子ども達が解決したいことについて、どんなデータを集めるかを考え、実際に調査する活動に取り組んでみてほしい。出てきたデータをどのように読み解くのかということを、色々な角度から考えることは大事だ。
子どもにとって魅力ある問題を作ることです。そのためには、ふだんの生活に目を向ける、情報に耳を傾けることではないでしょうか?
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