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No505 変形労働制

 先週11月8日(金)朝日新聞朝刊の社会面に「変形労働制 危ぶむ先生」という見出しが目に留まりました。

 変形労働時間制は、No149(昨年11月)で働き方改革の話題で紹介しましたが、忙しい時間に労働時間を延ばし、夏休みに休日をまとめ取りをする方法で、教職員給与特措法改正の国会審議が始まったという記事です。 

 

 文科省は、行事などで忙しい4,6,10,11月に勤務時間を週3時間増やし、その分を8月に5日程度の休みに振りかえるという考え方を示しました。

  

 文部科学省幹部の話

「教員の働き方改革に特効薬はない。あの手この手の総力戦で臨まなければならず、休みのまとめ取りも選択肢の一つ。なり手不足が深刻化している教員の仕事の魅力も高められる」

 何かズレていないですか?これで魅力が高まると本気で思っているのでしょうか?

 

「教員を増やしたり、仕事量を減らしたりしなければ残業は減らずに根本的な解決にならないという指摘もある」と書いてありましたが、その通りだと思います。

 

「寝だめができないのと一緒。弊害のある仕組みだ」「この時期(春)の疲れを8月で癒せということなのか。そんな風に人間の体はできているのか?」(中学校男性教諭30)

 

「保育園や学童保育の迎えに間に合わない。育児や介護中の教員には配慮するそうだが、働く時間に制約がある人間が使いにくい制度は誰にとってもよい制度ではない」(小学校女性教諭41)

 

 廃案を求めての3万3000人の署名も集まったそうですが、この法案は与党の賛成多数で成立する可能性が高く、20121年度の導入が始まりそうです。

抜本的に見直そうとすると残業代に年間9000億円以上の予算が必要だそうです。