昨日は、ラグビーでいい思いをさせてもらいました。ラグビーの応援って攻めていても守っていても力が入りますね。ガチガチです。
さて、是枝監督の「真実」楽しみにしていました。4回も新聞で事前に取り上げられていました。
10月2日(水)朝日新聞朝刊の「明日へのLesson」では、是枝監督と3人の対談が載っていました。監督の印象に残った言葉は、
・今回の「真実」も、演じることで虚構が真実を超えることというのが主題
・一見のっぺりした風景も実は色んな凸凹があり、濃淡があることを示す。映画にできることは、風景も角度や見方を変えると少し違って見えることに気付いてもらうまでかなぁ。
・〇と×の札があったら常に△を挙げたいという質だな。小さな物語をたくさんつむぐしかない。一面グレーだと思われている中に違う色の石を置いていく。
10月4日(金)朝日新聞朝刊では一面の映画の広告でした。吹き替えをした宮本信子さんと宮崎あおいさんとの対談でした。見出しは
「母と娘の積年の愛憎が、母の自伝をきっかけにぶつかり合う。二人の<真実>の食い違いの先に、心揺さぶるドラマが待っていた」
10月10日(木)読売新聞朝刊の「文化」のコーナーでは、「虚構の力 女優が照らす」という見出しでした。
・監督が思いついたのは、2000年代前半に書いた未完成の戯曲を改訂。それは「晩年を迎えた大女優」の物語だった。「日本では(その役を)できる人がなかなかいなくて。で、眠らせていたんですけれど、あ、フランスだったらドヌーブがいると思って」「彼女ありき」で書き直し、「女優である母と、女優にならなかった娘」の物語にしていった。
10月11日(金)朝日新聞朝刊の「文化・文芸」では、「名俳優×名監督 言葉の壁を越え」という見出しで、公開当日に是枝監督とドヌーブさんの対談が書かれてありました。
是枝監督「たくさん話し、こまめに手紙。魔法はない」
ドヌーブ「撮影前から彼を信頼。次は日本で撮影を」
・言葉が通じない前提があったので、逆に撮影前から、たくさん話をすることを心がけました。撮影中も手紙をこまめに書き、文字を残そうとしました。魔法はないんです。地道な作業です。
・撮影の時毎朝、カトリーヌさんの楽屋を訪ねました。まず世間話をしてね。(1時間半)
・ファビエンヌという役名もはドヌーブさん自身のミドルネーム。
この2つの新聞を比べても面白い授業になりそうです。
15:15から観に行ってきます。
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