今日の朝日新聞朝刊の「探求」からです。
「一橋入試問題から『飛び地』を考える」でした。
「飛び地」漢字から意味は検討がつきますが、忘れてしまったのか、初めて聞いたような気がします。
これを使って授業ができないか考えてみました。
①世界地図を10分眺めさせて、気が付いたことを紙に書いて発表します。
知っている知識は、さらりと流します。それより、新しい発見・感性(○○みたいな形)などを称賛します。
②日本の位置、大きな大陸、海を確認します。
③今日のテーマ「飛び地」について説明します。
土地の一部が「他所に飛んでいる」と見られることからこう呼ばれることを確認します。学習課題 「飛び地」を見つけてみよう!(板書・提示)
④おそらく、「アラスカ州」が大きいから一番早く発見するでしょう。見つけた子を称賛し、書画カメラを使って、全員で場所を確認します。
⑤アメリカのアラスカ以外にも、ジブラルタル(英国)、カリーニングランド(ロシア)、セウタ(スペイン)を紹介します。地図になければ、PCを使って拡大地図を見せましょう。
⑥「世界には、他にもまだ飛び地があるみたいだから、今度見つけたら教えてください」と伝えます。ネットのコピーではなく、自分で調べ表現することが大切です。みんなの前で称賛し、教室に掲示してあげましょう。これが学ぶ意欲の一歩です。
⑦では、日本にはないのでしょうか?と問題を投げかけます。
和歌山県北山村、町田市や練馬の例も紹介しても面白いでしょう。川が影響していることも補足します。
⑧最後に高学年なら大学の問題に挑戦さえても面白いです。
小学生向きに言葉を少し易しくして、「飛び地では、どんな問題が起きやすくなると思いますか?」グループで話しわせても面白いと思います。
民族の問題や対立は小学生には難しいので、人の交流を妨げる、物の交流を妨げる、隣の国と衝突しやすいなど、一つでもでたら「大学入試問題正解」と大袈裟に賞賛します。あいかがでしょう。
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