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No466 車寅次郎3

 今日もいい天気ですね。運動会のところは大変です。大和市では、19校中17校は秋で、9月最終週の9月28日に開催した学校がほとんどだそうです。来年度からはこれを、10月の第3土曜日に統一で開催する方針に決定された記事を読みました。

 

   そう言えば朝日新聞朝刊の「月刊 寅さん9月号」を見ていないことに気が付き、先日探してきました。9月26日に掲載されていたのをうっかり見落としていました。

 

   非常に心に残ったのは、精神科医の名越康文さんの話です。

 若い人の中には「男はつらいよ」は怖いから見られないという人がいるそうです。信じられますか?

    今は何でもSNSでやりとりする時代なので、くるまやの茶の間で繰り広げられる感情むき出しの大げんかに恐怖心を感じるというのです。嘘みたいな話ですね。

 名越さんの名言を抜粋してみました。

 

「主人公の寅さんや、隣の印刷会社のタコ社長はいきなりキレるのではない。恋愛や就職の問題などある種の脈絡を経て口論に至る。そういった人と人が顔をつき合わせて関わることが希薄になっていることの表れでしょう。」

 

「3年前には著作で、寅さんが今の世の中にいかに必要かを訴えました。精神科医から見ても寅さんは心を軽くする「良薬」の宝庫です。」

 

「まずはスケジュールを持っていないこと。今の人はスケジュールに追いまくられ、それをこなすことで仕事をした、世の中の役に立ったと思い込んでいます。」

 

「寅さんは「他の人になくてね、伯父さんに有り余るもの、それは暇だよ」と甥の満男に自慢するほど。義弟の父が妻を失った時や仲の悪い父娘のために何日も滞在して慰めたり、関係修復に努めたりします。」

 

「格差社会では、金、地位、部下の数などをどれだけ持っているかで人間が格付けされています。持っていない人は不幸と分類されますが、持っている人も本当に幸福かというとそうではない。」

 

「寅さんに現代の所有欲はありません。恋愛も所有の一種だとしたら、寅さんは成就しそうになると逃げ出します。そんな所有欲、支配欲のない寅さんの心情に触れると、現実にはできなくとも、随分さわやかな表情になっていくのです。」

 

「今、ひきこもりが大きな問題になっています。親や医師の薦めとして寅さん映画を見せるのは反対ですが、ふとしたきっかけで本人が見ることになれば素敵かもしれません。」

 

「他人とは価値観の違う生き方、人や社会よりも大きな青空や海を見たら、旅に出たいと誰もが感じるからです。」

 

「本当の優しさが何なのか、分からない時代になりました。そんな時こそ、不完全な人間同士が互いを思い、許し合う「寅さんの物語」が必要な気がします。」

 

   さすが精神科医。なんかほっこりするような、とってもあったかい気持ちになりませんか?