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No449 高校国語

 昨日の神奈川新聞朝刊に、9月15日(日)の朝日新聞朝刊に高校国語の記事がありました。 

 高校生の時の国語のことはあまり「記憶にございません」が、中島敦の「山月記」がなぜか印象に残っています。確か、彼のデビュー作でした。

 

 2022年度から実施される高校の学習指導要領の科目再編を巡って、日本文学の研究者や作家から懸念の声が上がっているというものです。

 

 高校2・3年生で学ぶ選択科目の「現代文」が「論理国語」と「文学国語」に再編される形になります。

 これまでは、教材の読み取りが指導の中心でしたが、実社会で必要な国語の知識や技能を育てるために話し合いや論述に重点を置くのがねらいだそうです。

 

   反対の意見では、実学が重視され、小説が軽視されるのではないか。

   小説に触れる機会が減るのではないか。

   文学と論理を対立概念と捉えていいのか。

   文学作品は単なる鑑賞の対象ではなく、論理的に読解し、解釈するもの。

   言葉によって新たな世界観を切り開いていく「人文知」が衰退しかねない。

   人間の矛盾や葛藤、様々な価値観や考え方にアプローチするのが文学を学ぶ醍醐味。

 

 肯定する意見では、子ども達の読解力の低下が課題。

   文学作品が感覚的によまれ、単なる鑑賞になっていなかったか。

    芸術文化継承を重んじるあまり、日本語の基本的な能力をないがしろにしてきたのでは。

   小説の登場人物の心情を理解してどうするのか。

    取り扱い説明書から学術論文まで実用的な文章は幅広い。

    授業や入試で小説や評論を読ませるだけでなく、誰もが実用的な文章をしっかり読み書きできる能力を養う必要性は今後ますます高まる。

 

 皆さんは反対派?肯定派?