9月8日(日)の朝日新聞朝刊のフォーラムからです。
「子どもアドボカシ―」という言葉をご存知でしたか?
アドボカシーを直訳すると弁護、養護ですが、子どもアドボカシ―は、子どもの声を聴くという意味で使われるそうです。
「子どもに権利があることを伝えて上で、その意見に耳を傾け、思いや不満を受け止めます。もし、子どもがその状況を変えたい、自分の意見を周囲の大人や社会に伝えたいと思う場合、どうすればいいかを一緒に考え、子どもが選択できるように情報を提供し、行動を支援する」ことと書いてありました。
また、それを実践する人を「アドボケイト」と呼びます。100%子どもの味方で、利害関係のない第三者で、したいことを実現するにはどうすればいいかを一緒に考え行動してくれる人材が求められます。
日本では、2016年の児童福祉法の改正で子どもが権利の主体として初めて位置づけられ、子どもの意見が尊重されることなどが書き込まれたそうです。
民間団体の動きも活発になり、東京、名古屋、大阪、福岡などで養成講座が開かれ、子どもアドボカシーの「全国協議会」設立に向けた議論も始まっているとのことです。
子どもへの虐待事件が後を絶ちませんね。こういった動きは必要です。
「子どもたちは、話をじっくり聞いてもらうだけでも変わる」あまりこういう存在を普段は意識したことがないですが、これって大きいことですよね。
2学期が始まり、そろそろ軌道に乗ってきた頃でしょうか?自分の学級では、話を聞いてもらえる安心感があるか、振り返る機会になるといいですね。
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