こう暑いとかき氷の美味しいこと。 伊勢で食べたかき氷が忘れられません。
枕草子の中に「あてなるもの」(優美で高貴なもの。上品なもの)が書かれています。清少納言の美意識がわかる段と言われています。この当時、すでに 「かき氷」 があったこともこのことからわかります
あてなるものが7つ書かれているのですが、皆さんなら何番に共感しますか?
① 薄色に白襲(しらかさね)の汗衫(かざみ)。(薄色の袙の上に白い汗衫を重ねて着た少女)
② かりのこ。(鴈の卵)
③ 削り氷(ひ)にあまづら入れて、あたらしき金鋺(かなまり)に入れたる。
(かき氷に甘葛のシロップをかけて、新しい金属製のお椀に入れたもの)
④ 水晶の数珠(ずず)。(水晶の数珠)
⑤ 藤の花。
⑥ 梅の花に雪の降りかかりたる。(梅の花に雪が降りかかってる光景)
⑦ いみじううつくしき児(ちご)の、いちごなどく食ひたる。
(とっても可愛い子どもが、イチゴなんかを食べてる様子)
平安時代では、庶民はかき氷なんて食べられないでしょうし、新しい金属の器で、氷の盛り方、シロップのかけ方がきっと美しかったんでしょうね?
私は、昨日食べた鮎が、あてなるものに思えました。
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