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No384 クリムト・シーレ・シューベルト

 昨日は、日比谷の後、乃木坂の国立新美術館に移動し、「ウイーン・モダン」展を観てきました。

 パンフレットの表紙を飾っていたのは、クリムトの「エミリーエ・フレーゲの肖像」でした。クリムトさんは、生涯結婚せず、14人の子どもがいたのですが、この女性はクリムトさんの愛人で、弟の奥さんの妹です。アパレルショップを経営し、彼女が28歳の時の作品なんだそうです。ピアニストの中村紘子さんに似てませんか?

 

 もう一人がオーストリアの画家、シーレです。ご存知でしたか?自画像がパンフレットの表紙になっています。シーレが17歳のとき、45歳のクリムトに批評と助言を求めて知り合い、師弟関係となり、クリムトは財政面など積極的に支援しましたが、スペイン風邪で28歳の若さで亡くなっています。

 

 特に印象に残ったのは、「ひまわり」という作品です。シーレはゴッホから大きな影響を受けましたが、ゴッホの向日葵とは全く違います。

シーレの「ひまわり」は、葉は茶色く枯れ、花にも生命力がないのですが、こんなひまわりを観たことがないので、それだけに強烈なインパクトでした。

 

     最後にもう一人シューベルトの自画像があり、「魔王」がよみがえってきました。その隣にユーリウス・シュミット「ウィーンの邸宅で開かれたシューベルトの夜会」の絵がありました。自分の音楽を発表する機会のないシューベルトのために、友人たちが場を提供したというのが伝わってきました。一人一人の表情がとてもいいんです。

 

   アこの企画展は8月5日までです。