館山市内の「萬徳寺」というお寺に行き、体長16m、高さ3.75m、 重さ30トンの巨大な寝ている大仏を見てきました。仏さまが寝ている仏像を涅槃仏(ねはんぶつ)と呼び、タイなどに多く、青銅製の涅槃仏としては、世界最大級だそうです。
今日は、久々に「磯野家の危機」(東京サザエさん学会 宝島社2018)からです。一年前の夏に東北の温泉から書いたのを思い出しました。文豪道場に役立つ磯野家の秘密エピソードです。おさらいです。
①磯野家が登場したのは、1946年(昭和21年)。波平の転勤で福岡から上京。
②波平54歳、フネ48歳、サザエ27歳、カツオ11歳、ワカメ7歳、マスオ32歳
③サザエは、波平の会社の友人の世話でお見合い結婚。場所は、福岡のデパートの食堂。
④波平とフネが結婚したのは、1920年(大正9年)前後。
⑤波平には、姉と妹がいて甥にノリスケがいます。双子の兄(海平)がいて、頭の毛が2本。中学を出て、会社は銀座あたりにあり、社名と業種は不明で、定年(55)間近。
⑥フネは、旧制石田、静岡生まれで女学校出、マスオは、大阪生まれで早稲田を卒業したらしく、郊外に自社工場を持つ製薬会社の有楽町本社の経理課に勤務、1966年に係長に昇進。
さて、今日は、「磯野家は読書好き」という新情報です。
サザエ 推理小説、ミステリーの大ファン、ベストセラーもよく読む。
「宮本武蔵」(吉川英治)「女性に関する十二章」(伊藤聖)
林芙美子の本
マスオ 歴史、ビジネスハウツー本が多い。「宮本武蔵」は愛読書
「借金を上手に断る法」「サラリーマン出世法」「バーでモテるコツ」
波平 釣りや俳句、碁などの趣味に関する入門書
フネ 「おっと操縦のコツ」「夏休みの子どものしつけ」
カツオ スリラー物、漫画
ワカメ まだ絵本や童話にしか興味がない。
次の言葉が印象に残りました。
「磯野家の人々が感情表現豊かで小さな問題はありつつも幸せそうに生活しているのは、読書という習慣のおかげもあるのかもしれない。」
「ベストセラー好きなサザエが村上春樹の本を読んだり、フネが人気ブロガーの子育て本や料理レシピの本を読んだり、カツオがラノベを読む、というようなことは十分に考えられる」
コメントをお書きください