· 

No361  傑作 一握の砂  

先週は、「もし文豪たちがカップ焼きそばのつくり方を書いたら」という本から「羅生門」を取り上げました。私は、こういうパロディーにセンスを感じ、大好きなのです。まさにこれも文豪道場の修行だと思っています。

 この本の第2弾「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX」も購入しました。今日はその中から石川啄木の「一握の砂」を紹介します。

 

一握の麺 

 

東海の小島の磯の白砂に お湯を沸かせて 蟹つかまへる

(東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる)

 

頬につたふ    なみだの味の  一握の目の前の麺食べるのを忘れず

(頬(ほ)につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず)

 

大海にむかひて一人 三分間        食べんとするはカップ焼きそば

(大海にむかひて一人 七八日(ななやうか) 泣きなむとすと家を出(い)でにき)

 

 東海とはどうやら函館の海らしいいのですが、そこで一人泣いているはずの男が、なぜかカップ焼きそばを食べているイメージがわきますか?