読売新聞の「教育ルネサンス」では、「進む働き方改革」が連載されています。
今日は、5月10日(金)の朝刊の記事からです。この「ぶろぐ」で「働き方改革」を取り上げるのは、6回目になります。
まず紹介されていたのは、「シフト制」の導入です。静岡の中学の実践で「遅番」を設けたことが書かれてありました。
通常勤務 8:15~16:45、遅番 9:30~18:00
火、金の週2回、各学年の教員が交代で1人ずつ遅番を勤めるそうです。
「遅番の日は、余裕をもって授業の準備ができるし、自宅からジョギングしながら出勤して健康管理に努められる」「遅番の先生がいると気兼ねなく帰れる」とあります。
横浜市では、全市小中学校で「フレックスタイム制」を試験的に取り入れたそうです。これは、先日、図書館に行くと、5月7日(火)の読売新聞の夕刊に詳しく載っていました。
「7:15~15:45」(7%)など12パターンから都合のいい勤務時間を選べるそうです。
一番多いのは「8;30~17:00」(30%)、次は、「9:00~17:30」(24%)で、9;15~、9:30~、9:45~、10:00~を選ぶ人はいません。
皆さんどう思いますか?賛成ですか?
確かに教員の残業を2時間程度に抑えれば、文科省が示した「月45時間、年間360時間」は達成できるでしょうが、誰のため、何のための働き方改革なんでしょう?
文科省のため、数字合わせなら、強制退去させればできることです。
先日の「学校の死角」では、小学生の事故は、④放課後(18670)⑤始業前(18369)だったはずです。担任不在で対応できるのでしょうか?
みんなの勤務がバラバラになり、朝いない人、夕方いない人がいれば、どこで学年の仲間がそろうのでしょう。どこで打ち合わせするのでしょう。
これでは「教師の講師化」が進んでしまい、良い学校経営はできないと思いますが、大袈裟でしょうか?
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