昨日に続き、学校の死角、5月13日(月)の朝日新聞朝刊の記事からです。
今日は、食物アレルギーについてです。
「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」は、かなり知られてきましたし、皆さんもエピペンの講習も受けられた経験があると思います。
運動誘発は2014年~2016年で年間平均155件、食物アレルギー668件の2割超を占めます。
男児が104件、女子の51件の2倍でした。小学5年から増え、中学生が特に多いそうです。
給食後の昼休みのサッカーなどの運動の最中、5時間目の体育に集中していました。
運動誘発では、じんましんなどの皮膚症状がほぼ全例、呼吸困難などが7割、血圧、意識低下などのショック症状が5割です。
原因食材は、小麦が多く、次に甲殻類、近年果物も増えているそうです。
食後に体を動かす機会(昼休み)が多い学校で、初めて発症する子どもが少なくないそうです。
原因食材を食べなければ運動可能で、食べても直後にしなければよいそうです。
もう一つ、食べ物をのどに詰まらせる「誤嚥(ごえん)」による窒息死もなくなっていないそうです。
千葉市の乳アレルギーの幼稚園児が誤って牛乳100ミリリットル飲み干してしまいました。致死量だったそうですが、エピペンを事務職の先生がすぐに打ったことが良かったようです。
エピペン打つ自信ありますか?
コメントをお書きください