4月24日(水)から読売新聞朝刊で「先生のコトバ」シリーズが再開しました。
①タレントの副島淳さん「このままでいいのか?」
②前新体操の日本代表の畠山愛梨さん「自分のために踊ったら」
③元アナウンサーでタレントの小島慶子さん「悩むのを諦めた時に人は老いるんだよ」
④ボクシングの元世界チャンピオンの内藤大助さん「もう二度とやるな」
⑤車いすテニス選手の田中愛美さん「プレーヤーとして戻ってきなさい。」
⑥歌手のさだまさしさん「学校は勉強しにくるところではない」
覚えていらっしゃいますか?
今回は、Hey!Say!JUMPの伊野尾慧さんです。
紹介した先生は、明治大学の山本教授でした。大学の先生は、初めてですね。
彼は、高校2年でジャニーズのHey!Say!JUMPでデビューします。高校卒業後、明治の建築学科に入学します。
4年で山本研究室に入ったことが、変わるきっかけになったそうです。
「人とコミュニケーションをとる大切さや楽しさを知るようになった」とあります。
山本研究室は、東日本大震災の直後から陸前高田市に入り、ボランティア活動をしながら、住宅再建や避難経路づくりを検討していました。
先生は、昼間が現地を動き回り、夜は、現地に人と触れ合い、そのコミュニケーション力の高さにあこがれたそうです。
秋に被災地から東京に戻る途中で先生と駅前の居酒屋に立ち寄った際、先生に仕事と研究の悩みを打ち明けました。その時、先生は、
「選択肢が多い方が人生が豊かになる。貪欲にチャレンジしてみたらどう?自分の可能性を信じて、10年後を想像してごらん。」
と言ったそうです。
その言葉で、仕事も学業もあきらめずにやる決心がつき、舞台と卒論を両立させ、卒業しました。これは、すごいことですよね。普通の人はできません。
「アイドル活動には役立たないと」と思っていた大学の経験や学びが、間違いなく役立っていると言います。苦労を乗り越えると人間がでかくなるんですね。
コミュニケーションは、これからも意識していきたいですね。
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