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No289  外見 

 メラビアンの法則というのをご存知でしょうか?

   これは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念で、話し手が聞き手に与える影響を数値化したものです。別名「3Vの法則」や「7・38・55ルール」とも呼ばれています。

  

  この法則は、人がコミュニケーションで重視する割合は、

「見た目、表情、しぐさ、視線など」の視覚情報が55% 、

「声のトーン、話す速さ、声の大きさ、口調など」の聴覚情報が38%、

「話の内容など」の言語情報が7% だと言われています。

   言い換えると第一印象は外見が55%、話し方が38%、話の内容が7%だということです。

 

   また、 対人関係には、4つの壁があると言われています。

   第1の壁「外見」 表情、 髪型、 服装など

   第2の壁「態度」 立ち方、 座り方、 歩き方など

   第3の壁「話し方」 言葉遣い、 トーン、 聞きやすさなど

   第4の壁「話の内容」 話の内容そのもの 

   相手に受け入れてもらうには、第4の壁までたどり着く必要があります。

   つまり、外見はとても大事で、その中でも重要なのが「清潔感」なんだそうです。

 

   ファッション・デザイナーのクリスチャン・ディオールは、従業員の身だしなみに、とても厳しい人物だったそうです。デザイナーやパタンナーを部屋に入れる際には必ず全員に白衣を着用させました。映画「ファントム・スレッド」を思い出します。

    ノーネクタイで来た業者は、追い返したそうです。

 

    動きやすい服装、すぐ遊べる服装ということで、教師の服装に触れる人は少ないのですが、私は、子どもの感性やセンスを磨く上でも、教師の服装は大切にしてほしいと願っている一人です。