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No273  磯田道史さん    

    朝日新聞朝刊には、「仕事力」というコーナーがあるのをご存知ですか? 

    最近よくテレビで見かける歴史学者の磯田道史先生をご存知ですか?この先生の「仕事力」(4回)が面白かったので紹介します。

 

 小学生の頃は、家の庭に出雲大社の模型を作ったり、近所の原っぱに竪穴式住居を作ったりしました。

    弥生式土器再現に夢中になり、焼き方を調べてから、本への関心が高まり、大学まで図書館の本全ての制覇を自分に課しました。大学の図書館に何日も飲まず食わずこもり、倒れて救急車に運ばれた経験もあるそうです。

   そして、自分の仕事の核になるものを探し求め、それが日本史でした。

 

   先生の印象に残る言葉です。

・歴史上の功をなした人物は、最初に信頼できる人と出会い、そこら知己を得ている。

   直観を信じ、自分の好奇心を素直に伸ばすことは仕事の要になる。

 

・皆で同じスタンダード知識を脳内入力し、見事に入力出来た人が一流大学に入れてもらえるゲームだったが、これは学問ではない。

    一生自学自習する習慣や陳腐でない知識、技術を持つ人が強い。

 

・常識を疑え、新しいものに夢中になれ、自分だけの発想を追求せよ。

 

・標準の教育だけでは乗り切れない時代に入る。

    横並びから頭一つ抜きんでる独創の仕事力をどう手にするか。

 

・学ぶカリキュラムを自分で立てる。

   いつも自分の研究プロジェクトを並行して何十本も脳内に走らせる。

 

・現代でも変化を起こすのは、よそ者、馬鹿者、若者、スキルのけ者

 

・好奇心こそが扉を開く。

   縄文時代から道楽人はいた。土器で十分足りる時代に漆器を作る。

 

・AIが進むと、残るは芸術や文化・趣味に関心はシフトし、産業も職業も道楽化が進む可能性がある。

 

・「人の幸せとは何か」といった哲学的思考や情報や統計を総合した知性でないと仕事ができない。

 

・年収で仕事の価値を測るのではなく、「なぜこの仕事が自分とこの世に大切なのか」という本質を問う。