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No263 中学入試 方程式NG?2

   皆さん昨日の記事を読んでどんな感想をお持ちになりましたか?

   私の中では、まだしっくりこないのでもう一日お付き合いください。

 

    昨日のことをおさらいすると、中学入試問題を方程式を使って解くことを算数の学習に弊害とした塾など消極的な傾向が指摘されました。

    私立中学の方の回答は、ダメな理由はないということでした。その通りだと思います。

 

    小学校の算数は、具体物を操作したり、身の回りで起こる出来事を数字に置き換えたりして、いろいろな角度から分析して、考える力をつけていくことが大切なはずです。

    ただ塾で教わってきた子の中には、先に公式を覚え、解くテクニックを学んでくるのですが、公式の意味を知らなかったり、多様に考えるのは苦手だったりする子がいます。

 

    私は、多様な解き方を大いに奨励しました。「○○君方式」なんて命名してあげたら励みになるじゃないですか。同じ土俵にのせて学び合わせるのです。

   授業が単調だと「それ知ってる。」という子どもの発言が増え、飽きてくるから、制限をかけたくなるのだと思います。

 

   ただ昨日の「47×12」は、これは多用な考え方ではないのですから、どうして違うのかを親子にきちんと説明しなくてはいけないと思います。それを「教科書と同じでないからダメ」という説明をするから信頼を失うわけです。

 

   その後の教育社会学の教授は、柔軟性と批判性に欠けるマニュアル的な指導とし、その背景には、得意教科の専門性の欠如を指摘しています。

 

   もう一人の学習指導論の准教授は「90年代以降、多忙化や保護者のクレームの増加でやりがいを失った教師は形式的な指導に陥りやすい」と指摘しています。

 

   どちらもおっしゃる通り。働き方改革と称して研究を疎かにしてはいけないのです。

 

    記者の「たとえ答えがあっていても、式の順番が違うからダメー。そんな指導をする先生方の事情もさまざまでしょう。忙しすぎたり、皆と違うことをよしとしなかったり。どこか不自由さを感じます。」

    こんな批判や同情をされることが悔しくないですか。