今十条にいます。久々の十条銀座散歩してます。店は大分変わってしまいましたが、まだ昭和なんですよね。この街は。
3月11日(月)の朝日新聞朝刊「フォーラム」の記事からです。
「中学入試で方程式は使っちゃダメ?」なんて聞いたことありますか?
学習指導要領では、皆さんもご存知の通り、方程式で解くことを学ぶのは、中1になってからです。進学塾では、「鶴亀算」を使って解きます。学校では教えません。
日能研は、算数の学習に弊害が出るから方程式は教えないそうです。
「経験上、小学生、特に4,5年生には抽象的なアプローチが難しい」からと説明しています。
サピックスは、教える場合もあり、成績上位クラスだけだそうです。
「方程式によって解きやすくなる入試問題はごくわずかで、等式の概念や負の数などの方程式を理解するのに必要なものが多い」からと説明しています。
公文式では、小6の約半分は方程式を学ぶ中1数学を終えているそうです。
実際には、方程式で入試問題を解いて減点になることはないようです。当たり前ですよね。解き方が限定されているはずがないと思います。
ただここで問題になったのは、塾での解き方の否定や習っていないことの使用を禁じる例があるからです。
「習っていない漢字は自分の名前でも使ってはダメ」どう思いますか?
ありそうな話ですが、おかしな話ですよね。学びに制限をかけたら学習意欲は落ちます。ただ、できるからと言って、跳び箱を8段跳ばすのはおかしいのですが。
米国の日本人補習校に通う小3の女の子の母親の問題提起(不満)が出ているのですが、
ジュース47ダースの本数を求める問題で、「47×12」と書いて不正解になりました。
校長に相談に行ったのですが、認められなかったそうです。
母親は、「間違っていないのに、バツになると、娘も落ち込みます。本当は、勉強で理屈が通れば正解は何通りもあるという面白さを知ってほしいのですが」と言っています。
これはバツですよね。多様な解き方とは違います。
「校長は教科書と同じでないとダメと一点張り」と書いてありますが、これが問題をこじらせたと思いませんか?なぜバツなのかの説明になってないでしょ。
しかし、その後の大学教授の話では、「式の順序が逆の式を教科書と違うだけで不正解にするべきではありません」とあります。???
皆さんどう思いますか?これをバツにするのは、教師の柔軟性と批判性が欠けているからでしょうか?
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