元号を予想する前に一緒に勉強してみませんか?
2月26日の読売新聞朝刊に「基礎からわかる元号」が大きく取り上げられていたので、紹介します。
日本の元号は「大化」に始まり、新元号は、248番目になります。
元号の出典では、確認できるのは77。全て中国の古典(漢籍)で大半は唐以前。その中で「書経」の36回が第1位。平成もこの「書経」と「史記」が典拠になったそうです。
漢籍ばかり頼るのではなく、日本の古典から引用しようとする動きもでています。
247元号のうち使われた漢字は延べ504字。4文字元号は5つあります。
実際に使われた漢字は72字で「永」が29回、「元」「天」が27回、「治」が21回。
世界初の元号は、紀元前2世紀中国・前漢の武帝が定めた「建元」と言われています。
日本初の元号「大化」。そうです。あの有名な645年の「大化の改新」です。唐が独自の元号を認めなかったため普及しなかったそうです。
元号が制度として定着したのはあの大宝律令の「大宝」(4番目)
中国は、1911年清朝が倒れ、「宣統」を最後に元号は廃止。現在元号を使うのは日本だけ。
歴代元号で使用期間が一番長いのは、なんと「昭和」。2位が「明治」。平成は4位になる見通し。
逆に1番短いのは、鎌倉時代の「暦仁」(2か月半)2位は奈良時代の「天平感宝」(3か月半)。使用期間は「1~3年」が89で最も多く、5年未満が7割。
近世以前の手続きは、漢籍に精通した学者が案を勘申(上申)します。(この勘申した人は昭和までのべ229人)
これを公卿らが、2案ほどに絞り込み、最後は天皇が決めます。現在は、決定権は政府が握っています。
いかがですか?私は、知らないことばかりでした。新聞はそれをわかりやすく書いているのですから大したもんです。(明日もつづく)
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