2月19日の朝日新聞朝刊に「私立校教員はつらいよ・・・待遇改善求めスト」という見出しがあり、目に留まりました。
私立校の教員が、待遇の改善を求めてストライキを起こす動きが相次いでいるそうです。
私立正則学園高校では、毎朝6時半までに出勤し、理事長室の前に1列に並んだ後、1人ずつ理事長に挨拶するのが慣例で、30年前以上から続いているそうです。
嘘みたいな話ですね。組合と学校法人側の団体交渉で、早朝の理事長へのあいさつ儀式の廃止や減額されていた正規教員の賞与払いなど要求の一部は認められたそうです。
私立京華商業でも非正規雇用の「雇い止めは不当だ」として、朝の登校指導の時間に抗議のストをしました。
私立校は、経営者の方針や校風によって待遇や環境に大きな差があり、雇用形態も給与も様々です。
私立校846校(回答181校)に実施した調査では、
労働時間削減のための働き方改革着手については、
「着手している」は42校(23%)、「検討している」は48校(27%)、
「必要に感じているが着手していない」は88校(49%)、
「予定なし」は3校(1%)でした。
時間外手当の支給については、
「支給している」は22校(12%)、「固定残業代として支給」は83校(46%)、「支給していないが見直す予定」は26校(14%)、
「支給しておらず、支給する予定なし」は50校(28%)でした。
回答数の少なさや働き方改革、時間外手当に消極的な学校が多い実態が見えます。
ここでは、弁護士と大学教授が、生徒のためという生き甲斐に取り込まれず、勤務時間を記録して労働基準監督署に相談したり、教員も労働者として声を上げたりするように勧めていますが、どうなんでしょう。
そんなに嫌なら退職して、別の私立か公立を受け直して頑張ればいいと思いませんか?
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