No183でボール投げの低下を、No205で子どもロコモのことを、No212でフィンランドの取り組みを、No218で運動不足を紹介してきました。
今日は、「子どもたちに異変」(1月23日読売新聞朝刊)を紹介します。
「運動するとすぐケガをする」「けがの仕方が尋常でない」
昨年12月全国の養護教諭、保育士らの会合で報告されました。
ジャンプの着地でアキレスけん断裂、跳び箱で着手で腕の骨折、
他にもうちわで自分をあおげない、ぞうきんがけで骨折するなどの嘘みたいな話
異変の背景には、生活と遊びの変化と二極化。確かに蛇口を回す機会も減りました。
顕著になるのは中学女子。2年生は約20%が1週間の運動が1時間に満たないのです。
成長期の運動不足は、将来骨粗しょう症につながると言います。
骨粗しょう症の患者は約1300万人、女性は男性の3倍います。
体の成長発達には「旬」があり、特に小学校高学年から中学では体力の基礎が培われ、先の人生に影響するそうです。特に骨に出るそうです。
「20歳ころまでの骨貯金は人生後半の健康のカギを握る」と書かれていました。
子どもロコモと名付けた北本の柴田医師らの調査では、片足でふらつく園児は26%.、中学生では、前屈で指が床に付けない子は32.5%、うまくしゃがめない子が17.8%もいるのは驚きです。
スマホを長時間使うと片目だけで見がちになり、遠近調節能力が落ちて、野球や卓球で空振りが増えるという学会発表があったそうです。
骨がもろくなり、腕、背骨、股関節が折れる「ドミノ骨折」が起きると寝たきりの危険が迫り、特に背骨を折ると5年以内に4割が亡くなるそうです。
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