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No232 フラリーマン 

 2月10日(日)の神奈川新聞の朝刊に「フラリーマン」の記事が載っていました。

   皆さんは、「フラリーマン」はご存知でしたか?

 

 フラリーマンとは、社会心理学者の渋谷昌三さんが、2007年に著書の中で、家庭を顧みず居場所を失い、フラフラするサラリーマンの姿から名付けたもので、NHKが、仕事が終わってもまっすぐ家に帰らないサラリーマンをフラリーマンとして紹介したことから認知度が高まりました。

   昨今の働き方改革により、労働時間が厳格化され、残業時間が減り、早く家に帰れるようになってもすぐには家に帰らず、フラフラと時間をつぶす男性が増えています。

 

   新聞の中では、ITサービス会社に勤める35歳営業の男性のフラリーマンの姿が紹介されていました。小遣いは月5万円。

   100円のハイボールを飲みながら、スマホのサバイバルゲームに興じるのが至福のひととき。3杯目のジョッキを空けると午後9時。次はカラオケに行き、10曲近く歌い上げ、10時半やっと帰路につきます。

 

   妻と2子が待つ我が家にどうも足が向かない。道草せずに帰れば、子どもと戯れ、風呂に入り、寝かしつける役目が回ってくるのを回避するためだそうです。

 

    アサヒ飲料のビジネスパーソン10,000人に聞く「ワンダ働き方改革実態調査 第1弾」の結果がおもしろかったので紹介します。

 

    働き方改革の導入率は約6割。これからは休暇や労働時間だけでなく、特別報酬や副業などのお金の面での改革も推進して欲しい声があります。

 

   働き方改革「導入前に戻りたい」はわずか7.2%、実践者の半数が新しいことにチャレンジしています。「運動、スポーツ」(21.7%)、「新しい趣味」(18.6%)、「自己啓発(勉強会、セミナー参加など)」(12.2%)、

「習いごと」(10.0%)などがあげられました。

 

   働き方改革により、7割が早く帰り、2割は早めに出社しているそうです。

 

   男性ビジネスマンの日常的なストレス解消法 朝も昼も缶コーヒーを飲む。

   女性は、朝は缶コーヒ以外の飲み物、午後はお菓子だそうです。

 

   できた空き時間の活用は、「趣味」(38.7%)「家事、育児」(26.4%)、「配偶者と過ごす」(25.9%)、「友人と過ごす」(14.1%)「まっすぐ家に帰らず寄り道をする」(11.7%)フラリーマンは、1割発生しています。

 

   フラリーマンの実態は、「週に2~3日程度」(24.7%)「週に1日程度」(28.6%)が多く、6割以上が「週1日以上」(62.7%)でした。

 

    立ちより先は、「書店」(47.3%)「居酒屋・飲み屋」(28.8%)、

「カフェ・喫茶店」(28.7%)、「家電量販店」(16.2%)の順でした。