読売新聞では、昨日の「先生のコトバ」シリーズと同様に「スポーツの力」シリーズが、1月21日(月)から始まっています。これもなかなか興味深いので紹介していきます。
今日は1回目の「座らず勉強 脳刺激」の見出しが目に留まりました。
フィンランドのヘルシンキ近郊にある公立の小中一貫校の実践が紹介されていました。
2年生の「動く国語」の授業です。この教科名を聞いただけでも興味がわくでしょ?
①18人の児童の大半がバランスボールに乗り、机に向かいます。
②ドリルの問題を1つ解いたら、教室の後方に移動して、カードを引く。
③書かれた指示通りの動きをする。その場で跳び跳ねる。腕を回す。四つん這いで進むなど。
こまめに体を動かすことで、集中力や学習意欲が高まり、バランスボールに乗っていると体感の筋肉も鍛えられるそうです。
写真を見てください。机の上に椅子を置いて立って、解答している子もいます。日本でやったら叱られますよね。
フィンランドでは、「スクール・オン・ザ・ムーブ(動く学校)」と銘打ったプロジェクトを政府が推進しているそうです。椅子に座る時間を減らし、1日1~2時間の身体活動を目標に掲げています。
「動く算数」問題文が教室や廊下にあり、席を立って見に行かないと解答できない。
「動く理科」スクワットや腕立て伏せをしながら時間の概念を学ぶ。
体を動かすことで子どもの注意力が高まり、判断のスピードも速くなるなど脳にも良い影響を与えるという研究が世界各地で報告されているそうです。
記憶をつかさどる脳の「海馬」の神経細胞は、成長後も運動によって増えることが動物実験で確かめられているそうです。
体操10分で記憶力が向上するそうです。
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