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N0157  PTA  

今日はPTAを取り上げます。先週の朝日新聞で取り上げていました。見出しが「推薦の強制・・白票・棄権は自薦!?」でした。推薦用紙未提出や白票・棄権を自身の立候補とみなすなんていかがなものか。くじ引きで決めるなんてやり方も問題だと思います。

   皆さんの学校のPTAはいかがですか?相変わらず役員や委員決めに苦労しているのではないでしょうか?

    PTAとは、各学校で組織された保護者と教職員による社会教育関係団体のことです。任意加入の団体なのですから結成や加入を義務付ける法的な根拠は無く、全ての児童生徒のためのボランティア活動というのが本来のあり方です。

   PTAは、1897年アメリカの2人の女性により自発的に結成されたのをご存じでしたか?日本で始まったのは戦後です。アメリカの教育の専門家によってPTAの設立と普及が掲げられ、文部省を通じて全国的に広がりました。 

   PTAは、保護者と教員が学びあうことで教養を高め、成果を家庭・学校・地域に還元し、児童生徒の健全な発達に寄与するという立派な理念があります。

   活動内容は、学校によって様々ですが、学校行事のお手伝い、バザーや模擬店など学校や地域のイベントの運営や手伝い、廃品やベルマークを回収して学校に必要な物を購入、子どもの安全や防犯のための地域パトロール、広報活動などが一般的です。

   会費も家庭数で小学校の場合は年間3,000円~5,000円くらいです。

   近年PTAが本当に必要かどうか、PTAのあり方を整理すべきという議論が起こってきたわけで私も見直しに賛成です。皆さんはどう思いますか?任意が増えたら成り立たない活動も増えるでしょう。

  もしなくなったらどんな弊害が起こるでしょうか。想像してみてください。

  学校と地域と親が分断されていては、きっと児童健全に影響します。個人主義のツケは、子どもたちの世代に引き継がれていきます。子どもの委員会や係活動は任意、清掃は業者でなんて声が聞かれるのはそう遠くないかもしれませんね。