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No150 地獄八景(ばっけい)亡者戯(もうじゃのたわむれ) 2018  

今日はこれから授業です。あ記念すべき150号になりました。いつも長くてすみません。

   昨日は、きれいになった日本青年館で桂雀々さんの独演会があり、行ってきました。今まで見た落語の中で一番面白かったです。

 この作品は、上方落語の演目で、人間国宝だった米朝さんの十八番です。今はお弟子さんたちが引き継ぎ、それぞれの味を出しています。

 あまりにおもしろかったので、今日は、あらすじを紹介します。

   主人公は、喜六と言います。もらったさばをさばいて食べて当たって亡くなったところから話が始まります。あちらの世界に行き、歩いていると伊勢屋の隠居と出会います。

 隠居の葬式で喜六がお金を盗んだ話が持ち上がりますが、二人仲よく閻魔様の裁きを受けるための旅が始まります。

 はじめに、大金持ちの若旦那の引き連れたフグの肝が当たって亡くなった一団と出会います。雀々さんは桂米朝一門ですから、息子さんの桂米團治さんの若旦那ぶりを紹介するのですが、これがおもしろいのです。

   そして、三途の川下りが始まるのですが、船頭の青鬼に渡し賃だけ払えば渡れることになります。その値段の付け方がいい加減で笑ってしまします。雀々さんは、西城秀樹の「情熱の嵐」を観客を巻き込んで一曲歌ってしまいました。すごい。

   対岸に渡るとそこはメインストリートの冥途筋で六道の辻から立派な道路が延びています。いろいろな建物の紹介が始まります。

  そして、閻魔庁の正門までたどり着き、いよいよ閻魔大王と面会します。罪の軽重を問い正すべきところ初代閻魔の千年忌であるゆえ、一芸あるものは極楽に行けるということになります。ここで、楽器を担当していた2人が、腹話術と獅子舞を披露するのですから驚きです。

   閻魔大王は、医者と山伏、軽業師、歯抜き師の4人を呼び、地獄送りを告げ、熱湯の釜へ叩き込まれることになります。

   熱湯地獄は、山伏の知恵で温泉気分を楽しんでいるのがばれて、次に針の山に連れていかれますが、今度は軽業師の怪力で、すいすいと針の山を登ってしまいます。

   これに怒った閻魔大王は、人呑鬼を呼ぶと、歯抜き師が、うまいこと言ってだまして歯を全部抜いてしまい、4人を丸呑みしてしまいます。

 鬼の体内に入ると、医者の知恵でいろいろないたずらが始まります。 なんとか外へ出そうとトイレに行くのですが、4人は、これを阻止します。

  人呑鬼は、閻魔大王に泣きつき、大王をのみ込む案をだしました。

 約1時間20分。今年亡くなった人、今年ブレイクした人がたくさん登場し、落語を超えた新しい芸を見たような気がしました。サイコーでした。

   2019年バージョンも楽しみです。一緒に行きましょう。