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No127 樹木希林さんの宝島社の広告3  

大きさが伝わらなかったのですが、これが、月曜同時に読売、朝日それぞれの写真が掲載されたのですから、強烈だったのです。ここまでくると希林さんが、以前にも掲載された宝島社の広告も調べてみたくなりました。

   2016年1月5日に「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」のモデルを務めたことがわかりました。覚えていますか?

   広告のテーマは、平均寿命が世界一となり、「いかに長く生きるか」ばかりが注目される日本において、「いかに死ぬか」という死生観の尊重だそうです。

    樹木さんは、その時、「死は特別なものとして捉えられているが、死というのは悪いことではない。そういったことを伝えていくのもひとつの役目」と出演理由を語ったそうです。

 広告のビジュアルは、英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」がモチーフに、現代的、日本的エッセンスをプラスしたそうです。

    希林さんは、シェイクスピアの四大悲劇『ハムレット』で、小川で死を迎えるオフィーリアを演じています。(原作オフィーリアと比べてみてください。)

 希林さんは、死について、「一般の世の中の人は、死というものを特別なものとして、そういうものを見ないように避けて通るんだなぁと思います。親しい人の死が身近に見られない今の世の中は、ちょっと不幸な時代になったのかなと。損しているなと思いますね。」と持論を展開しました。

    広告の意図についても「死ぬということは悪いことではない。当たり前のこと。『生きているのも日常、死んでいくのも日常』。私はちゃんと見せていきたい。そういう事を伝えるのも、死んでいく者のひとつの役目かなぁと思い、やらせてもらうことにしました。」と説明しました。 

 この広告は朝日・読売・毎日3紙の朝刊と日刊ゲンダイに掲載されました。