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No103  情熱のスマッシュ    

No39で紹介した桂雀々さんの独演会に行ってきました。「情熱のスマッシュ」とは、ゲストに三遊亭小雄三さんを呼んでいて、二人は、落語卓球クラブの仲間だからです。惹きつけられるタイトルですね。

    雀々さんは、MIKAKOさんの折り句協会主催の和文化講座でお話を聞いて、ファンになりました。期待通りの面白さでした。しゃべらなくてもおもしろいと感じさせられる人は、一流であり、プロです。(これを真打ちと呼べばいい。)名人と呼ばれるあの伝説のおじいちゃん落語家のあの品格、風格。着座した時から無意識のうちに笑顔になってしまいます。昨日もお客さんはみんなニコニコして帰っていきます。学校もそうあってほしいですよね。

    私と落語の出会いは、父親の影響で、よく父がラジオで落語を聞いていました。お客さんの笑い声が何秒おきかに聞こえてくると子どもながらなんかおもしろそうだなと思いました。テレビでも落語家が出るトーク番組は、いつの間にか意識してみるようになっていました。

     小学校の時、父のアドバイスでお楽しみ会に2人羽織で寿限無を披露しました。その後、教科書の物語や詩をよくパロディにしました。高校時代は、先生の似顔絵をよく描きました。放送作家になりたいと本気で思ったこともあります。恥ずかしながら、今でも死ぬまでに創作落語と古典落語を一度披露したいと思っています。がるべるで披露できる日が来るでしょうか?

    落語は、もっと国語や総合の教材に入ってこなければいけない、子どものうちからもっと親しませた方がいいと考えている一人です。道徳的視点から見ても笑いのセンスが広がれば、いじめは少なくなると思うんです。

     だって、いじめっ子は、落語はできないですよ。この子が人を笑わせて、あったかい気持ちにさせる快感を味わったら、いじめなんて恥ずかしくなるはずです。

     私が、落語を積極的に教材に取り入れたのは、豊島区に勤務していた時です。4年生の国語の教材に「ぞろぞろ」という落語が載ったのです。当時笑点の旧レギュラーのメンバーだった三遊亭圓窓さんが、豊島区在住ということで、小学校への普及に力を入れてくださっていて、高松小でゲストティーチャーとしてお呼びしました。

     目白小では、人間国宝の柳家小さんの家が目白にあり、孫の柳家花緑さんがOBということで、「初天神」を披露してくれました。(花緑さんは後に自らの発達障害を告白します)

   それからは、4年生では、総合で落語を取り上げ、各自関心を持った課題を調べ、新聞にまとめ、好きな演目を選んで、全員にトライさせました。プロ顔負けにみんなを惹きつけた子も何人かいました。子どもの才能はその時、すごいと思いました。こういう経験をしたことは、きっと忘れないと思います。

    あこの活動は、その後もチャレンジしました。今でもやってよかったと思っています。長くなりました。明日に続きます。