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No66   三余とは何か知っていますか?  

 今日は、宿を出て、帯広の旧幸福駅に立ち寄り、帯広名物の豚丼を食べて、釧路に来ました。これから利き酒師の鈴木さんも合流します。

  十勝川温泉の三余庵は、素晴らしい宿でした。女性の支配人さんとも親しくなり、来年も必ず来ると約束し、宿を出ました。従業員の方が皆感じがいいのは、きっと素晴らしい教育をしているからだと想像します。

   この三余庵という名前の由来を尋ねてみました。「三余庵」の名は、十勝・帯広を開拓した依田勉三の師、土屋三余に由来しているそうです。

    調べてみるとこの方は、幕末の伊豆松崎の漢学者で、「士農の差別をなくすためには、業間の三余をもって農家の子弟を教育することが必要だ」と説き、郷土の偉人をたくさん育てた人だそうです。

  書を読む時は「三余」をもってすべしという故事の教えがあります。三余とは、「冬は『歳』の余り、夜は『日』の余り、雨は『時』の余り」という教えだそうです。

   心のゆとりともいえる「三余」のような、くつろぎの時間と空間を目指した宿なのですが、確かにそれが感じられました。