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No56  甲子園終わる。

 

 今年の第100回全国高校野球選手権大会は、大阪桐蔭の優勝で終わりました。36年ぶりに決勝戦を全て観てしまいました。今年は、金農旋風で盛り上がりましたね。公立高校で全員秋田出身、農業高校初、東北勢初に期待したのですが、残念でした。

    今年の高校野球では、印象に残ったシーンがありました。それは、大阪桐蔭と浦和学院の試合でした。浦和学院の投手直撃のボールが右足に当たると、大阪桐蔭の3塁コーチャーの俵藤君が、さっと出て行ってコールドスプレーをかける姿を観ました。

    実は、この子は、2回戦の沖学園の試合でも相手選手が足をつると氷嚢を手にすぐにベンチを飛び出して手当てをしたそうです。(沖学園の子も1回戦の北照戦で同じようなことをしました。)

    そして、一昨日の大阪桐蔭と済美の試合でも、済美の3塁手の喉元にイレギュラーしたボールが当たると、またもや俵藤君が駆け寄る場面があったそうです。実はこの2人、かつての今治中央ボーイズのチームメイトだったそうです。道徳の教材にできそうですね。

   旅行中に読んだ毎日新聞の記事には、木更津総合高校の比護主将の記事が載っていました。この子は、主将ですが、一度も公式戦には出ていません。横須賀の子で、2時間かけて高速バス通学。朝5時に出て、深夜0時に帰宅。そこから1時間素振りをしたそうです。

    昨年の9月に控え捕手としての努力とガッツが見込まれて監督から指名されたそうです。

「自分は技術も能力もない。名前だけの主将」と自身を評しましたが、エースの野尻君は、「声を出して投手の気持ちをもり立て、投げやすくしてくれた。頼りになる存在だった。」と話したそうです。

    結果だけが求められる時代に爽やかな話ですよね。いくつかいい話をしていけば、どの子にも胸を打つ話は一つはあるような気がします。