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No48  世界の道徳  

以前No34、No35で中学の道徳を扱いましたが、どうもあれから中学の道徳の記憶がないということが頭にひっかっかています。

  戦前は、「修身」と言う名で道徳教育が行われていたのですが、終戦後、撤廃され、1958年の学習指導要領改訂で公立の小中学校では週1時間実施されるようになりました。

    今日は、諸外国の道徳と指導者を調べてみました。

    まず、イギリスには、「市民性」というのがあって、ナショナル・カリキュラムとして教科・領域として規定されています。指導者は、専任教員です。

    もう一つ『PSHE』というのがあって、これは、法令の拠らないプログラムで学校裁量となっています。指導者は、小学校では、学級担任、中学校では、専任教員か学年担任です。

    フランスでは、小学校は、「公民・道徳」、 中等教育は、「公民」と言います。学習指導要領で社会科系統の一科目として規定され、指導者は、専任教員です。

   他にも「市民性教育」があり、学校が独自にテーマを設け、教科横断的学習、体験学習を行うそうです、

   アメリカでは、州によって異なり、連邦政府の推進で「キャラクターエデュユケーション」や「価値教育」などの名称があり、特に定まった教科はありません。指導者は特に定めれてなく、学校専任のカウンセラーが実施ている例もあるそうです。

     中国では、「品徳と生活」1、2年「品徳と社会」3〜6年「思想品徳」7〜9年「思想政治」10〜12年と12年間教科として規定されています。指導者は小学校は学級担任、中学校以降は専任教員です。

     韓国では、「正しい生活」1、2年「道徳」3〜9年「生活と倫理」「倫理と思想」10〜12年で教科として規定され、高校は選択必修です。指導者は、中国と同じです。

    これを見ると西洋と東洋による違いがあり、専任教員が指導しているケースが多いのですから、来年は、中学校の道徳の悲鳴が聞こえきそうですね。