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No36  慶応 森林監督   

8月1日です。いよいよ5日から第100回記念の高校野球が甲子園で開幕します。

    皆さんは、甲子園ってどんな思い出が残っていますか?私は。新卒1年目の時、暇で暇で毎日のように甲子園の高校野球をテレビで観ていました。今思えば、なぜあんなに時間があったのに勉強しなかったのでしょう。あの後悔が、教員人生のスタートだったと思います。

 あの頃は、PLが全盛でした。そこに現れたのが、蔦監督率いる徳島の池田高校でした。「山びこ打線」と呼ばれ、畠山投手で全国制覇。翌年は水野投手で春夏連覇。この年の夏に出てきたのがPLの1年生コンビの桑田と清原でした。東京では、早実の荒木大輔に大フィーバーしてました。 

 2年目の夏は、暇に懲りて、夏の水泳指導20日間に全部通いました。その後4年間、夏は水泳指導に没頭しました。全校児童が500名以上いた学校でしたが、全校児童の名前と水泳の級が言えたくらいでした。

 他にも甲子園で特に印象に残るのは、横浜高校の松坂、早実の斎藤でしょうか。職員室でも観戦したのを覚えています。

 そんなわけで、甲子園の野球には、さほど関心はないのですが、今年注目したのが、地元北神奈川の慶応高校です。その中でも森林監督に注目したのです。春の選抜にも出場したのに、全く知りませんでした。

 実は、この監督は、現在幼稚部(小学校)の先生なんだそうです。小学校の先生が甲子園で監督しているなんて信じられますか?

   四字熟語が好きだそうで、なんだか益々応援したくなりました。監督の言葉を紹介します。

「小学生と高校生を同じ日に見られるのは、僕だけにしかできない経験です。面白いですよ。小学生が“子供中の子供”とすれば、高校生は大人に近いと感じることもあるし、小学生とほとんど変わらないなと思うこともある。例えば体力や論理性や計画性は、大人に近い。

 一方、うまくいかないと気分的にダメになっちゃうところとかは、小学生と変わらない。高校生は子供と大人のまさに『間』。その『間』で揺れ動いているというのは痛感しますね。そんな見方ができる高校野球の監督は、なかなかいないし、貴重だと思っています」

   平日は小学校の授業の合間に、漢字テストの採点とともに練習メニューを考え、13人の学生コーチを含めた19人のスタッフにLINEで送信。放課後は約1時間、午後3時までドロケーやドッジボールに付き合い、地下鉄に乗り込む。東京メトロ日比谷線の広尾駅から

東横線の日吉駅まで約25分間の移動で、高校野球モードにスイッチを切り替えるそうです。すごいと思いませんか?