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No29  やまゆり事件から障害を考える2      

朝日新聞に「きょうだいたち~やまゆり園事件から2年~」というテーマで、障害を持つきょうだいがいる3人の方が語ってくれています。

    今日は、まず1人目。滋賀県で養護学校に勤める女性の先生の記事です。

    匿名公表に胸が苦しくなった。「障害のある人の死を数でしか語れない社会への違和感。一方で家族が名を明かせない気持ちも分かるから、しんどかった。」とあります。

    兄の障害を強く意識したのは、9歳の時だったそうです。

    学校での「お前、障害児か。なにもできん。」というからかう声。きっとみなさんも聞いたことがあるでしょう。

     そして、中学生になって、友人に兄の存在を隠すようになり、その後、好きになった人にも言えなかったそうです。「勇気のない自分。うしろめたい気持ちがずっとあった」と正直に話しています。

   小学校の教諭から養護学校に赴任しました。きっと何か吹っ切れたのでしょう。子どもたちや家族と接することで、特別なことではないと思えるようになったそうです。

    結婚式の披露宴のお色直しで、きょうだい3人で歩いたそうです。いつもなら騒ぐお兄さんがずっとにこにこしていたそうです。

「兄は特別な日だとわかっていたんだと思います。私は、自分の軸が強くなったのかな。私、幸せ者ですね。」

    なんて素敵な言葉でしょう。なんて素敵な家族なんでしょう。

    この人は、必ずいい先生になるだろうなと思いました